地震と備え

ごずさまです。

 

突然ですがわたし大阪に住んでまして。

今回の地震、結構怖くて、

日頃備えてなかったのをかなり後悔しました。

 

 07:58 AM

 

月曜だ〜〜仕事だ〜〜って言いながら

朝風呂から出て髪の毛拭いて、

耳掃除しーようって綿棒取ろうと棚に近づいた瞬間の揺れ。

当然のようにその時パンイチですよね。

 

は!?!?揺れ!?!て?!?る??!

我パンイチなりけるが!?!?!??!!

 

頭の中がケイオス。

 

とりあえず棚押さえてたけど、

あ、無理だな、って思って離れました。

それから揺れが収まるまで5〜10秒くらい?

体感ではもっと長かった気がします。

なす術なくマグカップやら何やらが落ちる音だけが耳に入ってきて、

多分目つぶってたんでしょうね。

止まった………って5秒くらいフリーズして、

 

とりあえず服を、服を着よう。

 

って声に出して、動き始めました。

動き始めてから服全部着るまでに

10分くらいかけました。

混乱してたんですね。

すぐ上司に午後から出社しますって連絡。

休むって言えばいいのに、

多分この時もまだパニック。

気持ちが落ち着いて、次に揺れる時のために

何か用意しておこうって動けたのはお昼過ぎでした。

 

午前中は情報収集にかかりきりで、

会社の人とか友人にラインしたり、

珍しくテレビ付けてみたり、

パソコン開いてニコ生で気象庁の会見流したり、

でも1番やったのはツイッタかな。

 

とにかく「知らない」ことが怖くて、

何が起こってるのかの把握に努めたと言う感じ。

やったのはお風呂に水溜めたのと、

棚の上の方から重いものを下に移したことくらい。

 

01:30 PM

 

午後になって、お腹すいたことに気づいて、

買い物に行こう、とりあえず。って外に出ました。

行った先は近くの酒屋さん。

ちょっと(いや、かなり)お酒が多いスーパー、

みたいな感じのところです。

水いっぱい置いてあるかなと思って。

でも、水、もう売り切れてました。

大阪って外国の方多いんだけど、

その時もムスリムの方が日本人と一緒に来てた。

その方も「水!」って言ってらしたけど、

棚見て、ないね……ってお茶買ってました。

 

とりあえず買った物は以下;

  1. 缶詰(焼き鳥、カレー各々2個ずつ)
  2. インスタントラーメン ×4
  3. ソルティーライチ 1.5L
  4. ポテトチップス ファミリーパック ×2
  5. バタークッキー
  6. アップルクッキー(アメリカのカロリーすごそうなやつ)
  7. サラダチキン(スライス) ×3
  8. 冷凍うどん
  9. ソーセージ
  10. ポロ (チョコレートのケーキ的なやつ、おいしい)

 

飲み物と、カロリーの高そうな、

火を通さなくても食べられそうなものを重点的に。

 

上3つはもうほとんどなかったです。

特にインスタントラーメン。

友人も別のスーパーに行って食料調達した時、

常に店員さんがいて、棚から無くなった商品を

ひたすら補充してたそうな。

 

その店の向かいにドラッグストアと、

そこまでの間にコンビニがあるんですが、

どちらも車がものすごく多くて、

みんなたくさん買うから車出したんだろうな。

 

わたしは自転車で行きました。

道混んでたらやだし、

万一置いて逃げなければならなくなったら…

と思った時に、チャリならすぐ動かせるから。

クロスバイクなのでカゴ無くて、

ちょっと不便でしたけどね。

ああいうとき、電動自転車最強だな。

でも重たいから一長一短か。

 

03:00 PM

(持ち出し用荷物について)

 

帰宅して、持ち出し用の荷物を作りました。

うちは犬と猫2匹と暮らしてるので、

人用とペット用の2つを用意しました。

 

まず人用の中身はこんな感じ;

  1. ウェットティッシュ
  2. 水入りボトル(チャリ用、水筒みたいな感じ) 
  3. ライト(これもチャリ用、かなり明るい)
  4. 絆創膏
  5. 包帯
  6. 包帯押さえる用のネット
  7. 靴下いくつか
  8. 生理用ナプキン
  9. コンタクト用品
  10. スポーツ羊羹(その名の通り。カロリー高め)
  11. ポテトチップス
  12. 通帳等の貴重品
  13. レジ袋
  14. 制汗シート

 

というところでしょうか。

ウェットティッシュは言わずもがな、

あったらうれしい必需品。

何するにも水は要るし、

ライトもあると安心。

生理用ナプキンて、怪我をした時の

止血にも使えるんですよ。

もし避難所で生活することになった時、

下着を洗う頻度を少なくすることもできます。

コンタクトや眼鏡などは視力の低い人には必須。

スポーツ羊羹とポテチはカロリー摂取と、

ポテチを着火材代わりに使うこともできます。

貴重品も言わずもがなですね。

袋もなんやかんや使う機会多いし、

制汗シートはお風呂に入れなくなった時のため。

 

と、このような感じですね。

 

続いてペット用はこちら;

  1. ペットシート(犬用)
  2. おやついろいろ
  3. ハーネス(猫用、犬には付けたままいてもらう)
  4. リード
  5. 洗濯物用ネット(猫を放り込んで持ち運ぶ用)

 

こんなもんかな。

本当は猫砂とか持っておきたいけど、かなり重いんですよね。

調べたところ、

その辺から砂を持ってこれる場合はそれを炒るそうです。

そうすると質感が猫の好きな感じになり、

殺菌効果も期待できるようになるとか。

それをビニール袋を敷いた段ボールにいれれば、

簡易猫トイレの完成ってなわけですね。

砂が調達できない場合は、

新聞紙を縦に細長く裂いたもので代用可能だそうです。

 

こういうのを準備するのに1時間ちょっと。

その間に余震が起こらなかったからよかったようなものの、

事前の準備ってすごく大切。

身に沁みました。

 

1週間すごして

 

火曜は休んで、

次の次の日から普通に仕事しました。

もうしんどかった………

ライフラインは全部生きてるし、家は全然平気。

 

でも社屋の惨状ったらすごいの。

キャビネットというキャビネットは全倒れ、

中身もだいたい出てたし、

非常階段の壁や床はひび割れ、

会議室の壁はモルタルが浮き、

ウォーターサーバ3つあるうちの1つ壊れ、

時計は壁から落ちて回収され、

3階の男子トイレのドアは建て付けが悪くなって、

1階は壁のひび割れから水が漏れ出て、

といった具合。

 

なんでこの「次揺れたら死ぬマン」みたいな

ビルの中で8時間も働かなきゃならんのかと。

 

今週は少なくともみんなヘルメット持ち歩いてね、

基本定時退社おねがいね、って言われてたけど

ヘルメット持ち運んでる人8割で

着用してる人は4割くらい。

定時退社なんて2割くらいの人しか守ってなくて、

危機管理能力の低さ!!!!

危機意識のなさ!!!!!!

一緒にいるだけでしんどかった。

 

巷の預言者気取りのせいで、

直近2回の大地震は何日かあとに本震があったという「事実」も、

根も葉もない「噂」扱い。

 

それに、阪神淡路大震災を経験した人が多いから、

逆に「あの時より揺れは強かった、でも被害は少ないってことは大丈夫だ」

みたいな意識があったと感じた。

 

そりゃあ耐震の対策とかいろいろ進んでるから

被害が少なくなるのは当然で……

だからと言って大丈夫と安心してしまうのは

ちょっと早計なのではないかな。

 

とにかく、いろいろな会社があるし、

どんなこと言われても、

いざという時自分を守るのは自分なので。

怖かったら休めばいいし、

情報が足りないと思うなら調べて、

準備できてないなって思うならしなきゃ。

 

市役所、府庁、医療従事者の方は

こういう時頑張っていただく必要があるので

休むって選択肢はないだろうから

本当にありがとうの気持ちです。

でも、自分のことにも気をつけてほしいと思う。

例えばお医者さんが倒れたら我々も共倒れだしね。

 

いつ来るか知れない何かのために、

いつも用意しておくことは重要だと思います。

 

日本にいる限り、地震が絶対来ないってことは

絶対にないから。

自分は大丈夫!ってことも、きっとないから。

 

各々、自分のことやと思って、

みなさまご安全に。

 

ごずさまでした。